「決して、決して」      坂本牧裕 牧師

わたしがいのちのパンです。わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません。(ヨハネ6章35節)

「5つのパンと2匹の魚」しかない限られた現実と五千人の群衆を目の前に、イエスさまは弟子たちに向かって「あなたがたがあの人たちに食べ物をあげなさい」と言われました。しかし弟子は「それが何になりましょう」という反応でした。しかしイエスさまの前に、そのパンと魚が差し出されたとき、不思議なことが起こりました。イエスさまがパンを取り、感謝の祈りをささげパンを配り出すと、その場にいたすべての人にいきわたり、十分に食べることができたのです。
私たちも「5つのパンと2匹の魚」という限られた能力や思い、お金などの現実を目の前に「それが何になりましょう」と感じてしまうことがあります。しかし「わたしはいのちのパンです」と言われるイエスさまの手にお任せするとき、ただの「5つのパンと2匹の魚」であっても神さまは十分に用いてくださり、「5つのパンと2匹の魚」を決して無駄にすることなく、決して捨てることなく、イエスさまはあなたを祝福してくださるのです。